ヨーロッパのペーパークラフトについて


日本では「ペーパークラフト」という名で親しまれている紙模型、海外では「カードモデル」や「ペーパーモデル」と呼ばれています。
そんなペーパークラフトの魅力的な世界を簡単にご紹介します。

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 ペーパークラフトと言うと子供の頃によく見た雑誌の付録など、ディテールだけを模ったカクカクで、ちゃちな物を想像されるかもしれません。
しかし、当店で扱うヨーロッパ製のカードモデル(又はペーパーモデル)は再現性も高く、より精密に出来ています。
その分部品点数も多く、手間がかかるのですが・・・


 最新のデジタル製作のモデルは、ちょっとしたプラモデルより完成度が高く、特に資料の少ない日本艦艇などは資料としても役立つ再現性をもつモデルもあります。
 製作を助けてくれるオプションも充実しており、1.5ミリほどの厚紙をレーザーカットしたフレーム(骨組み)も用意されており、作り易さもしっかり考慮されています。


 また、ディテール(概観)をより精密化させるオプションとして、砲身などはアルミニウムや真鍮などの削りだし精密部品も用意されています。
機関砲や機銃、レーダーなども真鍮エッチングパーツが別売されており、これらを組み合わせると、より完成度に磨きがかかります。


 艦船のバリエーションも非常に豊富です。
日本ではキット化されていない世界各国の艦船も多数あり、ヨーロッパでの艦船模型市場の層の厚さを伺わせます。
 EU市場ではコレクション性が高く、日本と違い品薄になるとプレミア価格となり、時には元値の数倍にも跳ね上がったります。
欲しいと思ったら
見た時に買うのが吉の様です。


 ウィークポイント?は、印刷技術や品質のクオリティーが日本製より低い点でしょうか。2001年あたりのデジタル化以降はだいぶ良くなり、2010年頃からはデジタル製版で問題はありませんが、これ以前の手書きなどは、手慣れた方でないと(手慣れた方でも?)作れないかも知れません。実際パーツの合わせが悪く作れなかったモデルもありました。(端にそれを補う技量不足かな?)
また、日本製の商品には、手取り足取り細やかな説明書が付属しているのが当たり前ですよね。
しかし、諸外国の製品には最低限の組立図しか付いていない場合も多く在ります。
説明書きは総てポーランド語、ドイツ語、ロシア語、チェコ語なので翻訳だけで一苦労、3D組図以外は即戦力になりません。
また、稀に部品の欠落もあり、メーカーのHPを探しまくって修正版をダウンロードしプリントしてやっと形にしたりすることもあります。
※総てを作っている訳ではないので断言するに至りませんが未だに時々見受けます。この辺の欠落を自分で補う苦労が苦手な方にはお勧めできません。

※当店では組立に必要なマークや用語、豆知識の解説書はご購入時に別途お付けしています。


 当然、組立に関する警告や注意なども外国語で最低限しか記載されていません。
ナイフや工作ツールを使う時、危険は付き物!どう使うと便利で何をすると危険か、よく考え、自己責任とモラルを持って作って下さい。・・・と言うことでしょうか?
自分の技量を見極め、上手に作って下さい。



説明書と記号について


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